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【ITの闇】SES契約で一人だけの客先常駐は大丈夫なのか?

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更新日:2023/1/3(火)

SESの闇の一つとも言われる、一人での客先常駐。

 

この記事を読んだあなたはおそらく、SES契約で客先常駐しているのではないでしょうか。

 

そして、自社からはあなた一人だけという状況。

 

それを不審に思い、調査したのではないでしょうか。

 

結論から言うと、

「SESとして、一人で客先に出向く行為」は、NGですね。

 

本記事を読むことで、

・客先に一人で出向く行為は、なぜダメなのか?

 

・実際、一人で客先常駐するケースは多いのか?

 

・一人で出向くことのデメリット

上記3つの答えが分かります。

 

ちなみに、この記事を書いている僕は、

現在エンジニアで、約7年以上勤務

 

自社開発もやってましたが、ses経験はかなり豊富です

 

現場でも仕事しながら、プログラミング経験ない人を教えています

 

通学型プログラミングスクールで学習してました

上記です。

 

そして当ブログでは、プログラミングスクールの体験談や、プログラミングに関する記事を90記事ほど書いています。

 

【関連記事】

上記の通り僕はITエンジニアですし、業界についてはある程度詳しいです。

 

是非最後まで宜しくお願いします🙇‍♂️

 

 

【目次】

【読んでおきたい】ses契約とは?

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そもそも、sesという事業形態について知りたいです。

そんなあなたのために、sesについてざっくりですが説明しますね。

 

sesとは、システム・エンジニアリング・サービスの略でして、自社からお客さんに技術力を提供する契約形態の一種です。自社とはあなたが内定をもらった企業、技術力とはITの知識をもった人材つまり、あなたです)

 

そして、sesは別の言い方をすると、「業務委託」や「準委任契約」とも呼びますね。

 

ちなみにですが何故、sesという契約形態が生まれたのかと言いますと、

 

例えば、お客さんがプロジェクトを新しく立ち上げたとします。

 

ですが

自社の社員だけじゃ上手く仕事が回らないよ。
他のプロジェクトだってあるし・・・。

といった問題を抱える企業が少なからず存在します。

 

って時にses事業を展開する企業が、

弊社の人材を提供致しますが、いかがでしょうか?
月〜万円で提供致します。

という感じで、生まれたのがsesという業務形態です。

 

また、sesという業務形態は企業にとって、

・時間単位でお金がもらえる

 →成果報酬ではないので、仕事をやり切る必要がない

 

・社員を育てる必要がない

 →これ自体、企業にとってメリット

と言った理由から、sesは「美味しいビジネス」でもあるようですね。

 

その為なのか、日本では多くのIT企業がsesをやっている、そんな感じです。

 

何はともあれ、sesとは

自社勤務ではなく、客先に勤務する契約形態のこと

まずは、上記内容だけでも把握しておけば問題ないかと思います。

 

そして、このsesは色んな原因があって、闇だとも言われます。

 

その闇の一つである、「一人での客先常駐」について解説します。

SES契約で一人で出向く場合、何がダメなのか?

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【SESで一人】指示命令系統に問題があるから(違法)

SES契約では、指揮命令権はベンダー側にあります。

 

つまり、クライアント側(客先)からは直接作業指示が出すことが出来ません。

 

ですので、あなたから客先社員(プロパー)に直接作業指示を仰ぐというのも禁止です。

 

偽装請負と呼ばれる、違法行為に当たります。

 

なので本来どうあるべきか?

 

それは、自社社員最低二人以上での常駐が必須となります。

 

そして、ここでは自社から管理責任者が最低一人必要でして、あなた(エンジニア)が仕事を進めていくには、

自社の管理責任者を通して、作業指示をもらう

上記が、SES契約での仕事の正しい進め方です。

【SESで一人】しかし現状は・・・

一人で客先常駐するケースは多いです。

 

僕もITエンジニアですが、自社からは僕一人で客先常駐しています。

 

そして、SES契約とは言いつつも、実際は客先社員から直接指示をもらって動くのが普通になっています。

 

それは何故か?

 

お分かりかと思いますが、

 

細かい作業指示でも、お客さんがわざわざ管理責任者を通して指示を出すなど・・・

 

メンドくさいですよね??

 

ですのでこの辺りは皆、目を瞑っているという感じです。

 

そしてベテランの方だと、もはや気にしていないかもです(笑)

【SESで一人】デメリットは?

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SES契約で一人常駐するのは違法である他に、デメリットがあります。

 

特に、ITエンジニアになりたての方に該当するのではと思います。

 

デメリットは、以下の通りです。

①精神的に辛い

 

②高いスキルが求められる

 

③マネジメント能力がつきにくい

順番に解説していきます。

【SESで一人】デメリット①:精神的に辛い

僕も辛い時がありました。

 

その客先では、僕以外にも皆客先常駐の人たちだったのは良かったのですが、僕以外ほぼ全員が同じ会社からの客先常駐でして、アウェー感が半端なかったです。

 

さらに僕と一緒に作業をする人がいましたが、ベテランのくせにその頃まだ仕事の知識がなかった僕を育てようという態度が全くないのが見え見えでした。

 

そして社会人としての経験もまだ浅かったので、中々辛い経験でしたね。

 

でも、上記のような最低な人間は滅多にいないと思いますが、それでも一人で行く以上「孤独感」はありました。

 

今は全くありません(笑)

【SESで一人】デメリット②:高いスキルが求められる

客先はぶっちゃけ、即戦力を欲しがっています。

 

なのでスキルが低いと契約が切られてしまいます。

 

つまり、また次の勤務地を探すという羽目に・・・。

 

さらにSESのやっかいな所が、スキルをつけていく半ば、自社の事情で現場を変えられることです。

 

高いスキルをつける為には、時間も必要。

 

けど、こんな事が繰り返されると、気持ち的にも萎えますよね。

 

【SESで一人】デメリット③:マネジメント能力がつきにくい

一人常駐とは関係ありませんが・・・

将来、みんなをまとめる立場になりたいです。

って方はSESをあまりオススメできません。

 

先ほども紹介しましたが、SESですと勤務地がコロコロ変わる可能性があり、つまり仕事を一緒にする人が変わります。

 

マネジメント能力は、同じ人と長く仕事をしていく上で、身につく能力だと思っています。

 

せっかくマネジメントをやってみたいのに、刻々と変わる環境に対応するのに精一杯だというケースもあり得ます。

 

とは言え、あくまで「プログラミングスキルのステップアップ」としてのSESなら全然アリですね👍

【SESで一人】メリットはないの?

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実は、メリットもあります。

・勤務地が変わるので、いろんな人と仕事ができる

 →人脈も広がるし、社交性が高い人はsesが向いているかも

 

・必要なスキルが勤務地によって変わるので、スキルが幅広く身につく

 →幅広いスキルによって、次の勤務地探しに困らない

 

・現場が辛ければ、相談して勤務地を変えてもらえる

 自社開発企業の場合、現場を変えてもらえるのは不可能だが、sesは可能

 

・残業は比較的少ない(かも)

 →客先も出来るだけ、あなたに支払うコストを抑えたいので

割とメリットがあるように感じられますが、いかがでしょうか。

最後に【SES契約で一人で客先常駐しているあなたへ】

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もし、一人での客先常駐が辛い場合の対応手順は以下の通りです。

【①営業に相談する】

今の現場が辛いこと、辛い理由を明かし、現場を変えてもらえるよう相談しましょう。

 

大体人間関係が原因だと思います。

 

人間関係は他人が原因だし、他人を変えるのはもちろん無理なので、普通に相談しに行きましょう。

 

僕も相談して、現場を変えてもらいました。

【②転職する】

営業に相談しても、無理だった場合ですね。

 

特に小さいses企業だと、営業に相談しても「我慢しろ」と言われる場合が多いです。

 

なので次の転職先は、自社開発か受託開発の企業、最低でも100〜500人規模のses企業が良いかと思います。

 

大きい規模の企業だと、自社の先輩がいる現場に配属してもらえる可能性が高いためです。

 

この際、転職エージェントを利用することをお忘れなく。

 

転職エージェントについては、この行から10行ほど下で紹介します。

以上が対応方法になります。

 

現在SESで1人で常駐しているのが辛い・・・。

 

上記の方がいらっしゃれば、その気持ち凄く分かります。(僕も経験したので)

 

しかし、ここで我慢するのは凄く損です。

 

なのでとっとと、あなたを一人にさせて辛くさせるような会社とはおさらばしましょう。

 

そして、あなたのやりたいことを実現させてくれる、そんな会社への出会いを求めてはいかがでしょうか。

 

今苦労しているあなただからこそ、報われる時がすぐ近くに来てもおかしくないですよ。

 

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記事は以上です、最後までありがとうございました!