プログラミングとかIT関連の知識は、ある程度身につきました。
これから、就職・転職を考えていますが、世間ではSESはあまりオススメしないとよく聞きます。
それはナゼでしょうか?
こんにちは。
今回は、こういった疑問にお答えする記事になります。
この記事を読めば、
❗️SESをIT初心者にオススメしない理由
上記が明確になります。
この記事を書いている僕は、
・2014年から自社開発(1年)、受託開発(1年)、SES(3年)を経験
・現在30歳で、SESをメインとする企業に勤務
ある程度信憑性が保てているかと思います。
まずその前にSESについてですが、ソフトウェア・エンジニアリング・サービス(System Engineering Service)の略で
ソフトウェアやシステムの開発・運用・保守における委託契約の一種であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約です。
つまり、客先で技術力を磨いていくという事です。
【目次】
- 結論:オススメしません
- 1.客先が決まりにくい【初心者はかなり不利】
- 2.契約期間中は「我慢」しなければならない
- 3.自社作業もある
- 4.【悲報】クビを切られる可能性あり?!
- まとめ【良いところも紹介】
結論:オススメしません
僕は約3年以上SESとしての経験がありますが、社会人1〜2年目の時はかなりシンドかったです。
理由は、お客さん若しくは、別の会社(同じSESの人)の人と業務を進めていくから でして、社交性が高いという自覚を持っている人ならば、苦労はしないと思いますが、
人と話すのは得意じゃない・・・
って人は慣れるのに苦労します。
❗️SESはコミュニケーションの面でも、慣れるのに苦労する
まずは初心者のあなたに、上記を知っていただけたらと思います。
つづけて、オススメしない理由を挙げていきます。
1.客先が決まりにくい【初心者はかなり不利】
客先と長い付き合いのある企業なら、初心者でもすぐにその客先に常駐できる事があります。
そして恐らく、同じ会社の社員が大勢常駐している場合が多いです。
なので、そこで業務できればあなたと同じ会社の先輩から教えてもらえるので、業務はかなり進めやすいかと思います。
しかし、そうでもない場合は、まずは技術経歴書を元に営業さんが色んな会社に営業をかけていくという、スタンスになります。
お分かりかと思いますが、業務経験のない技術者(初心者)をそう簡単に「面談したい!一緒に仕事したい!」と手を挙げてくれる企業は中々ないですよね。
なので特に初心者は、客先が決まりにくいというのが現状です。
ですがこちらにつきましては、対策があります。
就職活動での面接の質問で
・客先で、一人で出向くことはありますか?
・長年、お取引している企業はありますか?
これを是非質問して、事前に確認しておくべきですね。
2.契約期間中は「我慢」しなければならない
僕はこんな経験がありました。
大手通信事業者にSESとして業務していた時です。
そこで僕と同じ、SESとして常駐している人と二人で仕事を進めていたのですが、仕事のことで相談や分からないところを聞いても、
・何言ってるの?
・言っている意味が分からない
上記を言ってくるうえ、さらにため息ばっかりで。
時間を重ねるごとに、上記を言う回数が増えていき、挙げ句の果てに別の部屋に呼び出されて、
君ってやる気あるの・・・?
この時僕は教えられるでしたので自分なりには、この間に資格を取ったりして、頑張っていたのですが・・・。
こんな感じでして、僕も耐えられなくなり上司に相談しました。
ですが、返答は「契約期間なので、我慢するしかない」でした。
今振り返ると仕方がなかったという感じでしたが、あの時聞いたときは絶望しましたね(笑)
ただ上司が気の利かない人だったのかも知れませんが、SESは大体こんな感じだろうと思います。
業務着任前にこの上司からは
困った時は相談してね
と言われていましたが、まさかの返事にショックでした。
3.自社作業もある
SESとしての業務を終えても、自社に戻って
・勤怠表を書く
・会議をする
※どちらも月に1回の頻度だと思います。
上記をやる会社もありました。(僕も経験済みです。)
今思えば、非効率だったなぁという感じです。
特に勤怠表は、わざわざ自社に戻らなくても、家か客先で記入してメールで上長に提出すれば良いのでは。と思います。
例えば僕の勤めている会社では、勤怠や週報は全てメールでやっていますが、上記のように
業務を終えても、勤怠記入などの為に自社作業
こういった会社もあることを認識していただければと思います。
4.【悲報】クビを切られる可能性あり?!
すみません、残念ながら僕が現在勤務している会社がこれです。
僕がこの記事をアップする1週間前に自社勤務している先輩から聞きました。
客先が決まらない期間が続くと、社長から「解雇通知書」が渡されるそうです。(衝撃でした)
もしかしたら、僕の会社だけかも知れませんが、SESは客先が決まるまで「自宅待機」になってしまうのが一般的だと思います。
尚、初心者に対してもそんな対応ですので、もしSESメインの会社を選ぶなら、より一層慎重に選ぶべきですね。
まとめ【良いところも紹介】
今回の記事は、あくまでSESをオススメしない理由をIT初心者向けに紹介しました。
それでもSESに挑戦してみたいという方がもしいらっしゃれば、まずは自社で製品開発、受託開発をしている企業で経験を積んでから、SESに挑戦するのが無難だと考えます。
あと、この記事でSESのデメリットばかり見えてしまったと思いますが、そればかりではありません。
SESの良い所について、僕がパッと思いつくのが次の通りです。
・人脈が広がる
・色んな人とコミュニケーションがとれる
・場所が変わる
今回は、初心者にSESをオススメしない理由にフォーカスしましたので上記3つについて深堀りはしませんが、人との交流が好きな方は、SESに向いているのではないでしょうか。
ですので、こういった面も踏まえつつ、是非就職活動を頑張ってほしいと思います。
そんなあなたに就職活動の頑張りが実り、良い会社に恵まれることを願っています。
以上です、最後まで読んで頂きありがとうございます。