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【書評】呪殺島の殺人〜新感覚の密室推理小説〜

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こんにちは。

 

本(小説)のレビュー記事です。

 

読んだ小説は、

 

呪殺島の殺人

著者:萩原 麻里(はぎはら まり)さん

出版社:新潮文庫

分類:推理小説

【目次】

あらすじ

後頭部の激しい痛みと共に目を覚ました主人公・秋津真白は、隣に伯母・赤江神楽(あかえ かぐら)が横たわって死んでいるの目の当たりにする。

 

しかし自分にはナイフが握られていた。

 

まさか犯人は自分?!

 

だが、犯行に及んだ記憶が全くない。

 

ここは、主人公の伯母でありミステリー作家でもある、赤江神楽が住む屋敷の部屋の中。

 

そしてその屋敷の建つ島は、かつて呪術者であった祖先が穢れを背負いながら暮らしたと言われる、別名「呪殺島」。

 

どうやら真白は、伯母のパーティーに招待されていたようだ。

 

他にも友人であり、民俗学研究マニアでもある古陶里(ことり)と、顧問弁護士、ジャーナリスト、担当編集者、旧知の姉弟の3人の計8人。

 

その中でこの不可解な事件が起きってしまった。

 

また、不幸にもその日は嵐がこの島に上陸していて、どうやら当分おさまりそうにない。

 

警察が当分の間来ないと見たこの密室で、伯母を殺した犯人はこの中にいるはず。

 

その犯人は一体だれなのか?

 

主人公・真白が古陶里(ことり)と共に、この不可解だらけの密室殺人事件の解決に挑む。

 

2020年6月に発行された、新感覚の推理小説です。

書評

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今回は密室内で事件を解いていく、クローズド・サークルです。

 

最初はこの本のタイトルに惹かれ、その題名からしてホラーのようなものを期待していました。

 

その為、いつ呪いのような、超常現象のような事が起きるのか?、期待しながら読み進めていく事ができましたね。

 

またこの小説のポイントとして、

・本当に真白が犯人なのか?

・真白の記憶は戻るのか?

これらがいつはっきりするのか?、楽しみながらも進めていく事ができます。

 

そして、第三者の意見も貼っておこうと思います。

・文庫書下ろしで、著者はライトノベル方面なのでやや期待薄だったが、きっちりとした構成で、ライトながらも横溝的なクローズドサークルものを展開しており、最後まで読ませる。

 

・背表紙に「新感覚密室推理」とあるけど、むしろ「金田一耕助シリーズ」のような雰囲気を感じた。視点人物の主人公が最初はイマイチ受け入れがたかったけど、金田一耕助も頼りない印象があるので、悪くないかもしれない。

 

・典型的なクローズドサークル・ミステリーであった。民俗学やミステリーとしても、どっち付かずな感じなのになぜか読むのをやめられなかった。その読書体験も謎であるが本作も最後まで一部の謎は深まるばかりであった。

 

また他のレビューも参考にさせて頂いたのですが、気になった意見として、

最初の方はセリフが誰が誰のか分からなくなることが多い。

 

読み進めてキャラの口調がこっちにもハッキリ分かってきたら気にならなくなるけれど、それでも後半に入ってもたまに誰のセリフか分からなくなることがしばしば。

この本では主人公が語り部となり、物語が進行しています。

 

その辺りは問題ないのですが、古陶里の話し方が男っぽい喋り方をしています。

 

その為、主人公と古陶里が話している場合、最初はどっちが話しているのか分からないって時が確かにありましたね。

 

まぁそういうキャラクターの設定なので、仕方ないと思いますけどね。(笑)

 

僕は密室殺人系の推理小説は最近読むようになった為、もちろん犯人の推測をしながら読み進めていました。

 

もちろん、犯人の推測は見事に外れてしましましたが、自分としては嬉しかった気がして、推理小説の一種の「味」ようなものを感じることが出来たのかなぁと思います。

 

書評は以上です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 
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