こんにちは。当ページにアクセスしてくださり、ありがとうございます。
本の紹介記事です。タイトルは、
『Google流 疲れない働き方』
出版社:SBクリエイティブ株式会社
著者:ピョートル・フェリークス・グジバチ
分類:倫理学・道徳
・仕事のアウトプットを今より少しでも増やしたい!
・みんなが安心して仕事に取り組める環境を作りたい!
上記の為に試行錯誤している方向けの本だと思います。
それでは紹介していきますね。
1.著者の紹介
著者のピョートル・フェリークス・グジバチさんは、元Googleの人事担当の社員でして、10x(10エックス)と呼ばれる、常に10倍の成果を求められる厳しい会社に勤めていました。
しかしGoogleは成果物に関して厳しい反面、「疲れない働き方」について注意を払い、
社員が常に高いアウトプットを保つにはどうすればよいか?
Googleでは上記にフォーカスしている為、社内環境が他の会社では見られない独特の環境になっている事は、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
著者はこの本で、Googleに勤めていた時に学んだ「疲れない働き方」で、日本で感じた「疲れる組織」に対し、
どうすれば日本でも疲れずに働けるのか??
その方法を網羅しています。
現在、著者は現在会社2社を経営する経営者でもあります。
2.なぜ購入したか?
①Googleのオフィス環境に興味があった為
皆さん、Googleのオフィスをご存知でしょうか?
上記の画像がGoogleオフィス内の様子なのですが、遊び場がありますね。
バスケットコート、卓球テーブル、ビリヤード台など・・・。
社員はこの場所でもちろん遊ぶことが出来ますが、ただ単に遊んでいるわけではありません。
実は、仕事に対して「体・心を整える」ためであり、その事によってアウトプット量を増やすための方法の1つなのです。
また仕事に集中した後でも体を動かせば、気分がリセットされ、次の仕事に取り組みやすくなると言います。
この事はGoogleが研究の上、実践しており、社員に対して、
- 高いアウトプットを保つ
- 疲れない環境作り
上記を社内環境に反映させています。
実は僕も一時期、「この様な環境で働いてみたい!」と思った事がありました(笑)
「Google オフィス」でググったら画像に出てくる、子供でも遊べそうな「遊び場」の様な職場環境
上記の秘密が詳しく知りたくなった為、この本を購入したのも理由のひとつです。
②本のタイトルに惹かれた為
この本のタイトルは、『Google流 疲れない働き方』です。
疲れない働き方・・・、こんな事ができれば本当に人生最高なのでは?と思います。
プライベートを充実させながら且つ、仕事でも疲れずにアウトプットを出せるというのは、誰もが憧れるライフスタイルの1つではないでしょうか。
そんな働き方があるなら、誰もが知りたいはずですよね。
しかしその働き方を実現しているのは、あの「Google」です。
関係ないかもしれませんが、Googleの社員数は全世界で12万1000人らしいです。
(臨時雇用や契約社員を含めた、2019年3月地点)
それくらい社員が集まる会社で且つ、IT業界を支配しているほどの会社です。
ましてや、そのGoogleで人事担当を勤めた著者が執筆しているのであればと思い、この本を購入しました。
3.本の構成
①疲れる組織と疲れない組織の例をあげている
疲れる組織・・・コミュニケーションが全くない、その結果自分が何をすればいいのか分からない
疲れない組織・・・上司と部下のやり取りが密接、それぞれの目標とその日のやる事が明確
上記は本で書いている事の一部ですが、こういった「疲れる組織」と「疲れない組織」の違いを明確に挙げてくれています。
私が以前勤めていた会社は、まさしくこの「疲れる組織」でした。
具体的にどんな職場だったかと言いますと、
- 上司が、常に自分の仕事で忙しい
- 上司とのコミュニケーションは、ほぼ打ち合わせのみ
- 上司が「忙しい」(その為機嫌が悪い)雰囲気で社内の空気が掌握され、非常に発言しにくい
余談ですが、その会社は設立して16年経ちますが、未だに社員が増えないという状況です。
社員は毎年数名入ってくるようですが、それでもその人数分他の社員が辞めていくという状況です。(この事は、前の会社の同期から聞きました。)
上記の環境で精神的に「疲れる」から、他の社員も辞めるようですね。
この本は、疲れる組織の共通点・問題点を挙げ、そこからどう「疲れない」職場を実現させるのか?「疲れない組織」の観点から解決策を導き出してくれます。
②疲れない為に必要な、4つのエネルギーを紹介している
- 体のエネルギー
- 感情のエネルギー
- 集中のエネルギー
- 生きる事の意義からくるエネルギー
仕事をしていらっしゃる方なら、基本的には「時間」との戦いだと感じているのではないでしょうか。
その「時間」のマネジメント、そして時間内に仕事を完了させる為に必要な「集中力」のマネジメント。
その両方のマネジメント力を、上記4つのエネルギーを使って最大限発揮させる方法を紹介しています。
また著者は、合気道を趣味として取り組んでおり、そこから編み出した独自のマネジメント方法も紹介しています。
もしかしたら参考になるかもです。
4.まとめ
出典:養命酒製造株式会社「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」
上記のグラフから分かりますが、職場で疲れていると感じている方が、どの年代でも約8割が当てはまっています。
そして、日本では一人あたりの国内総生産も低い方だとも言われています。
・仕事のアウトプットを今より少しでも増やしたい!
・みんなが安心して仕事に取り組める環境を作りたい!
上記を実現させたい為に試行錯誤している方もこの本を読んで、職場の疲れない環境作り、そして理想のライフスタイルを目指してはいかがでしょうか。
「座右の書」となるはずです。
拙い文章ですが、書評は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。