こんにちは。
小説「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」を読みました。
ミステリー小説です。
そして、
・この本は、面白いのか?
上記についてまとめました。
※若干ネタバレもありますので、「それでも良い!」って方は読み進んでください。
【目次】
本の概要
著者:相沢 沙呼(あいざわ さこ)さん
ジャンル:ミステリー
発行社:株式会社講談社
あらすじ
数々の難事件を解決してきた推理作家・香月史郎は、城塚翡翠(じょうづか ひすい)に出会う。
彼女は霊媒として、死者の声を聞くことが出来るという特殊能力を持っている。
しかし、その能力で死者の声を聞き「犯人は誰なのか?」という答えを知りながらも、証拠能力がない。
そこで香月史郎の「推理能力」と彼女の「霊媒能力」の掛け合わせで、数々の難事件を解決していく。
しかし一方で、「証拠を一切残さない」と言われる連続殺人鬼が人々を脅かしていた。
そして城塚翡翠にも、その魔の手が忍び寄ろうとしていた・・・。
★第20回本格ミステリ大賞受賞
★このミステリーがすごい! 1位
★本格ミステリ・ベスト10 1位
★SRの会ミステリベスト10 1位
★2019年ベストブック
2019年に5冠を獲得した本です。
感想
相沢沙呼さんの小説【medium】読了。ベタな設定に都合のよすぎる展開、おまけに殺人鬼は◯◯って…とげんなりしながら読んでた。ら!見事な卓袱台返しを喰らった。それも綺麗に。帯で作家陣が色々と書いてたから凄いオチがあるとは思っていたけど…。見事と言うしかない。まさに全てが伏線とは。
— 飛成 (@HINARI10) 2020年3月5日
はあ…
— チル (@chillchan1217) 2020年1月19日
小説「medium」を読み終えました‼️すごく面白かったわあ〜😆
翡翠ちゃんが可愛くて仕方がない一冊でした‼️😌
あと、全体的に、ラストもだけれど、すごくせつなかったな…翡翠ちゃん翡翠ちゃん翡翠ちゃん、ひっすいちゃん‼️
表紙の翡翠が可愛くも、ラストからすると切ない#読了 pic.twitter.com/DliTcQyKhj
小説「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」読んでた。去年のミステリNo.1に選ばれてたから、気になって…。
— 秋雨沙夢@絵描き垢 (@Hara_Mu_tyo) 2020年1月9日
「全てが、伏線」のキャッチコピーからも分かるどんでん返し系。謎解きパートが凄く面白かった。ただ、キャラの描写が好きじゃないかな…そのあざとさにも意味があると分かってるんだけど…。
他の人の意見も貼らせて頂きましたが、僕も共感です。
また物語に登場する「翡翠」というキャラクターですが、この本の表紙になっている女性が恐らく翡翠です。(特徴として黒髪で目が翠色と書いてあり、表紙と一致するため。)
表紙だと一見、意地悪とか何か裏を持っている感じの女性ですが、ストーリーを進めていくについて、ドジっぽい部分が所々で垣間見え、そのギャップにも驚かされました。
さらに翡翠は、死者の声を聞くことが出来ながらも、だれにも信じてもらえないという葛藤を併せ持っています。
しかし、香月はその特殊能力を認め、犯人を翡翠から知った上で、その犯人にたどり着くための過程を持ち前の「論理力」を駆使し、難事件を解決していく。
この二人の連携ぶりが良かったです。
そしてもう一方で、「証拠が一切ない」ことから巷で恐れられている、殺人鬼による連続殺人事件。
これが、この二人にどう影響していくのだろうという、読者として読み進めていく上で、ワクワク感はすごくありました。
そして、最後にまさかのどんでん返し。からの更なる逆転。
まさに「どんでん返し」というフレーズが似合う本だったのではないでしょうか。
まとめ
この物語の進み方として、
・途中までは、力を合わせて難事件を解決していくという、おなじみのパターン
・最後はまさかのどんでん返し。からのどんでん返し
こんな感じでした。
そして、最後のどんでん返しが効いた為か、ミステリーや推理小説としてすごく面白かったです。
また、この本については著名な作家も読んでいて、感想を述べています。
それが上記の写真でして、みなさん大絶賛でした。
是非、読んでみてはいかがでしょうか。
最後に、僕が読んだ他の小説のレビュー記事も挙げて、この記事を終わりにします。
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ありがとうございました。