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'書評'2040年の未来予想〜考えられる人だけが明るくできる未来〜

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2040年の未来は暗い。

しかし、その未来を知ろうとしている者だけが明るくできる。

 

・2040年(近未来)の世界はどうなっているのか?

・テクノロジーとか気になる

・未来を予想して対策を立てておきたい

・将来価値のあるものは何か?

 

今回紹介する本「2040年の未来予測」は、上記が知りたい方向けの本だと感じました。

 

現在、あなたが当たり前のように持ち歩いているスマホ。

 

もし今、スマホがなくなってしまったらどうでしょうか?

 

ぶっちゃけ、無いなんてこと考えられない位、欠かせない物になっていますよね。

 

スマホがなければ生きていけないって言う人だっていそうです。

 

しかしスマホは、実はたった10年ほど前に世に出たばかりです。

 

そうです、たった10年前なんてスマホという存在すら知られていなかったのです。

 

これを踏まえると、たった10年でスマホや動画配信サービス・AI(人工知能)などが普及したことから、時代が大きく変わったように思えませんか。

 

そしてなんとこれからの10年間ももっと変化していくと著者:成毛 眞さん(元日本マイクロソフト社長)は述べています。

 

それでは、その2040年近未来について覗いていきましょう。

 

【目次】

2040年の未来予測:テクノロジーの進歩について

・6G技術

・バーチャルが日常

・無人店舗

・監視データと個人データの併用

(一部抜粋)

上記全ては、あなたも聞いたことがあるかも知れません。

 

例えば無人店舗なら、日本でも数少ないですが存在するようです。

 

これらのテクノロジーが2040年には世界に普及するとの予想。

6G技術

現在普及しつつある5Gに比べ更に低遅延になりますから、例えばデータのダウンロードがより早く完了します。

 

具体的には、2時間ものの映画のダウンロードが3秒だったのが、6Gでは1秒もかからないそうですね。

 

なので、あなたがネット機器を操作する時は更にストレスを感じることなく、すぐに好きな動画のダウンロード・視聴が可能になるわけです。

 

最近ではインターネット機器を用いた娯楽が増えているから、この6G技術でさらに娯楽の幅が広がって、楽しくなること間違いなしです。

バーチャルが日常

例えば拡張現実用のメガネです。

 

目的地を登録しておけば、そのメガネのレンズにマップと順路が映し出される。

 

なのでどんな方向音痴の人でも、安心して目的にたどり着く。

 

やがて人に聞くという事をしなくても、バーチャルの力によって可能になるそうですね。

無人店舗

先ほども書きましたが、少しずつ普及しつつあります。

 

例えば、無人の小売りシステム「キオスク」をご存知でしょうか。

 

もう何年も前から稼働していて、商品購入のパターンとしては

商品を勝手に手に取って、それを店員に伝える。

そのあと、Suicaやパスモでピッとしてやるだけで決済が完了する。

上記の流れで超簡単に買い物が完了します。

 

と同時に現金を使う機会もやがて減っていき、カード決済どころか「手の平認証」で決済するようなシステムも開発されています。

 

つまり、手ぶらで買い物なんて日も近い未来にあるようです。

監視データと個人データの併用

正直、監視カメラと個人データが併用されると嫌ではないでしょうか。

 

あなたの行動が常に監視され、下手すると勤め先までその行動が通知されてしまう可能性があるのですから。

 

しかし、メリットもあります。

 

中国では監視データの活用がすでに普及しており、例えば信号無視の防止に役立てています。

 

具体的には赤信号で渡った人物を、街頭モニターに顔を晒すだけでなく、それを勤務先にも通知するといったことをやっています。

 

また犯罪時でも、こうした監視データが役立ってくれていて、犯罪阻止に繋がっています。

2040年の未来予測:不幸に直結する経済

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・日本は老人だらけで、若者が減る

・国の財源は、社会保険料からまかなうしかない

・教育分野は厳しい

(一部抜粋)

見出しの通りですが、ここからは暗い未来の話になります。

 

でもこちらもある程度、日本を知っている人なら予想がつくのではないでしょうか。

日本は老人だらけで、若者が減る

今でも社会問題になっています、「少子高齢化」。

 

これはこの先も歯止めが効かない状態で、

東京都の年少人口(15歳未満)が占める割合は2019年は11%だったが、2040年以降には10%を割り込む。

との予想。(更に人口ほど最も先が読みやすいと著者は述べている)

 

つまり、今後も老人が増え若者が減ることで、一人あたりの負担がより大きくなっていくという事です。

国の財源は、社会保険料からまかなうしかない

少子高齢化から、上記の問題も発生します。

 

若者が減少することから、労働人口が減少。

 

しかし国は税金を取るわけですから、労働人口が減るので一人あたりのかかる税金が増やすことで賄おうとします。

 

あなたもご存知かもですが、社会保険料は上昇の一途を辿っています。

10年前に比べて社会保険料の負担率は、ひとりあたり26%増えているが、賃金は3%しか伸びていない。 

さらに消費税なんて、いつの間にか10パーセントになっていますよね。(たった10年間で5パーセントの上昇)

 

この消費税も増えることも十分あり得ます。

 

つまり、財政がさらに厳しくなるのは間違いないという事です。

教育分野は厳しい

こちらも少子化で起こる問題です。

 

大学の数だけは少子化にも関わらず、右肩上がりに増え続け、現在782校を数えるそうです。(1989年499校だったので、平成になってから1年で10校増え続ける計算)

 

この原因は「大学くらい出なければ」という日本人特有の同調圧力から、大学の進学が増えたのが原因との事。

 

しかし、少子化であることから定員割れする大学も増えているようですし、これからもますます定員割れの大学が増えていく見込みです。

 

この事から教育機関も状況がますます悪くなっていくでしょう。

2040年の未来予測:衣・食・住について

・人口が増え、肉が足りなくなる

・オンライン教育は当たり前

・シェアリングが不可欠になる

(一部抜粋)

人口が増え、肉が足りなくなる

日本では人口は減っていますが、世界を見ると人口は年々増加しているようですね。

 

そして国が発展していくほど、肉の消費量が増えるとの分析もあります。

 

さらに牛を育てる為の土地や食料・費用が甚大であることから、その肉の生産が追いついていない状況。

 

つまり将来的に肉が不足するという事態が発生します。

オンライン教育は当たり前

コロナ禍で一気に加速しましたね、「オンライン」。

 

職場ではオンライン(リモート)で仕事する機会が増えてきましたが、教育現場はまだ普及していない状態のようです。

 

そもそも日本自体がPCを使った教育をしておらず、PCを使った宿題をする生徒の割合が世界平均で22%に対し、日本は3%との事。

 

原因はPCの普及率の低さだという指摘もあるが、2019年の経済対策として小中学校で「パソコンは一人一台」とする対策が出ました。

 

そのことから次第に普及してくるでしょうし、コロナもあって2040年どころか、あと数年にはオンライン教育が当たり前になりそうですね

シェアリングが不可欠になる

メルカリ、シェアバイクなど・・・。

 

皆さんご存知かと思いますが、すでに始まっていることですね。(これから巨大産業になっていくとの予想)

 

これらの共通点は「みんなで使う」ということです。

 

さらに「モノを共有する」だけでなく、場所・移動手段・スキルなど様々なジャンルを、みんなで売買・貸借する動きが高まりつつあります。

 

よって、これから貧しくなっていく日本にとっても「シェアリング」が不可欠になっていくでしょう。

2040年の未来予測:【超重要】最後に

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一部の紹介でしたが以上が、「2040年の未来予測」を読んで得た知識になります。

 

しかし、上記以外でも温暖化による飢餓の拡大、天災(日本では南海トラフ地震)やそれを引き金に起こる戦争の勃発も予想しています。

 

どの未来予想も、根拠や研究成果を用いているので非常に説得力があり、読み甲斐があった内容でした。

 

そして、これら全ての予測はあなたにも関係あると筆者は強調しています。

新しいテクノロジーが登場したとき、人間はその普及に反対する

上記は、この本で印象に残った言葉です。

 

iPhoneでも、登場した当初は「こんなモノ持って歩くわけない」「オモチャだ」などと結構批判もあったようです。

 

しかし今はどうでしょうか。(言う間でもありませんね)

 

この事から、もし新しい技術が登場しても他人事に思わずに是非、あなたからその技術が持つ可能性に思いを巡らせてください。

 

そういう人に、これからの暗い未来の中でチャンスが巡って来るでしょう。